■優美な図書館で
タイムズスクエアと5番街、
そしてグランドセントラル駅が近い42nd streetの昼間はとても賑わっています。
そんな繁華街の中に荘厳で美術館を思わせるような建物が42nd-40th st & 5th AVEに在ります。
建物を建て始めてから14年の歳月を費やし、1911年にオープンした公共図書館←をクリックしてみて下さい。
2頭のライオン(このライオン達には名前があります。Leo Astor と Leo Lenox,)
の間を通り、入館すると大きなホールになっています。
今は、セキュリティーが厳しくバッグなどの所持品は全てチェック。
ここにもクリスマスツリーが美しく飾られていました。
図書館はどこもそうですが、静かに本などを読んで過ごす所なので
美術館とは違って静寂の中に身を置くという感じです。
美術館は、どうしても人が動く気配が多く、話し声もあちらこちらから聴こえてくるので
ちょっとザワザワした感じがしてしまうんです。
この大きな建物は、天井が高く大理石をふんだんに使った建物。
外の喧騒がまったく聞こえてきません。
この建物には、学生の時に結構訪れていました。
この図書館は、リサーチ分野の専門図書が多いので
私にはあまり関係のない書物ばかりでしたが、
その当時住んでいたエンパイアステイトビルの隣、メーシーズ百貨店の斜め前のアパートは
光が殆ど入らないしかも車のクラクションやパトカーのサイレンのうるさい場所にあったので
学校の宿題を済ませるのに、この図書館を利用する事が多かったのです。
当時の私は、心に余裕がなかったのでしょう。
この建物の壮大さや至る所に当たり前のようにある芸術品に目もくれずと言うか気が付かず
ただただ机に向かって本を読んでいました。

それからのち、こうして勉強するわけでも本を読むわけでもなく休息に訪れるようになってから
この図書館の素晴らしさに気が付いた 間抜けな私 です。
一度、近くに日本でも有名な BOOK OFFがあるのですが、
そこでマンガの本を購入して、この図書館で休憩がてらそのマンガを読んだ事があります。
この建物の中で、漫画を読むと言うギャップが何だか自分でもとても可笑しくて
プップップッと一人で笑ってしまいました。その時、隣で息子たちも真剣な顔をしてマンガを読んでいました…アホな親子です。
さて、この図書館。
サミュエル J ティルデン氏(1814~86)の遺志により、
「ニューヨーク市民が誰でも閲覧できるような公に開かれた図書館を作ってください」
と巨額の寄付金と膨大な書庫の寄付があり、
その後、John Jacob Astor (1763-1848)が作った図書館と
James Lenox が所有していた図書館が合併し、ニューヨーク公共図書館として生まれ変わったようです。
名称には "public" という語が含まれているが、設置主体はニューヨーク市ではなく、独立の法人であり、財政的基盤は民間からの寄付によって成り立っている。ニューヨーク公共図書館の館名の場合のパブリックは「公立」(地方公共団体が設立した)という意味ではなく、「公共」(一般公衆に対して開かれた)という意味にあたる。公共図書館であるため利用は原則として無料で、ニューヨーク市に在住あるいは勤務している者であれば誰でも会員になることができる。from Wikipedia
その後、カーネギー財閥の支援により増設され今の形になりました。
この図書館は、全て寄付により出来た物なのです。
今、運営はどうなっているのか分かりませんが、
一般市民の寄付や レクチャールームのレンタル等をして基金を集め、
中で働く人の多くはボランティアのようです。
私が、この日訪れた時に、インフォメーションデスクに座っていらっしゃった
上品な感じの年を召した女性もボランティアだとおっしゃってました。
市民による市民の手で作られた図書館。
定期的に展示会も行っています。
今回は、TREASURED MAP(宝の地図ではありませんよ)
The Splendor of the WORD(ルネッサンスの華麗な文字)
Prints with/out Pressure(1940代~1960年代の版画展)
が無料で観られるようになっていました。Exhibitions
オンラインでも観られるので、興味のある方はどうぞ覗いてみてください。
ちょっと優雅な時間も過ごせて、
色々な展示物も観られて
この建物の中での時間は、1ドルショップでの買い物なんかよりも
はるかに有意義のある素晴らしいものでした!!
上記の財団に感謝感謝です!


